陰茎がんはまれな病気であるため、公の場で語られることはほとんどなく、体のきわめて私的な部分にできたがんに対して多くの人が感じる恥ずかしさが、その沈黙をさらに深めています。大規模な全国的な保険請求データの分析によって、多くの患者やパートナーが感じながらも確認できずにいたことに、はじめて具体的な数字が示されました。診断と治療の後に新たに生じるうつや不安は珍しくなく、その起こりやすさは受ける治療の種類に大きく左右されるというものです。
研究者たちは、うつ病や不安症の既往がない陰茎がん患者数千人を、診断後およそ三年にわたって追跡しました。二つの別々の患者集団において、その期間に七人に一人強が、大うつ病または全般性不安症の新たな診断を受けていました。最も強い単独の予測因子は手術の範囲でした。臓器を摘出する最も広範囲な手術を受けた患者は、臓器を温存するより侵襲の少ない治療を受けた患者に比べ、新たな精神疾患の診断を受けるリスクが数倍高くなっていました。また、その時点で抱えていた他の慢性疾患の数が増えるほど、リスクも明確かつ段階的に高まっていました。
注目すべきことに、公的医療保険であるメディケアに加入する高齢の患者集団を見ると、手術の種類や健康上の負担と新たな精神疾患の診断との間に見られた強い関連は、民間保険に加入するより若い集団ほど明確には示されませんでした。また、ある特定の年齢層は、より若い患者とより高齢の患者のどちらと比べてもリスクが低いという結果も示されました。この食い違いは、ある集団で見出されたリスク要因が別の集団にそのまま当てはまるとは限らないこと、そして年齢やライフステージがこの苦しみの現れ方や、それが認識されるかどうかに影響を与えうることを、改めて思い起こさせてくれます。
陰茎がんがまれであるため、多くの病院や診療所では、他のより一般的ながんに対して行っているような標準化された心の健康スクリーニングを、サバイバーシップケアに組み込んでいません。また、生殖器のがんという診断にまつわるスティグマが、患者が自ら感情的な苦しみを口にすることをためらわせることもあります。この研究の研究者たちは、サバイバーシップケアには、求めてきた人だけに提供するのではなく、治療の通常の一部として、時宜にかなった心の健康支援を組み込むべきであり、こうした支援へのアクセスの不平等にも正面から取り組む必要があると結論づけています。
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